2011年2月12日土曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #62


英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
Technology
Print me a Stradivarius

今週号の表紙 & Leaders のトップを飾るのは Technology に関する記事です。ちょっと珍しいですけど、その技術が「今後の世界の動向に大きな影響を与える可能性を持っている」ということなんでしょうね。

Others maintain that, by reducing the need for factory workers, 3D printing will undermine the advantage of low-cost, low-wage countries and thus repatriate manufacturing capacity to the rich world. It might; but Asian manufacturers are just as well placed as anyone else to adopt the technology. And even if 3D printing does bring manufacturing back to developed countries, it may not create many jobs, since it is less labour-intensive than standard manufacturing.

maintain: 主張する
undermine: 弱める、劣化させる
repatriate: 元の国へ返す

(三次元印刷技術が中央集権化されたビジネスの世界を変えていく、という意見に対して)三次元印刷技術によって低コストの工場労働者が不要になることで、先進国へ製造業の主力が戻ってくるのでは、と主張する人達もいるんだ。でも今は低コストな労働力を売りにしているアジア諸国が将来的に三次元印刷技術のメリットを享受する可能性も十分あるけどね。あと、もし三次元印刷技術が製造業の主力を先進国へ戻したとしても、それが雇用を産むことにはつながらないかもしれないね、だって従来と比べて非労働集約的なのが売りなんだからさ。

「技術の発展によって製造業が先進国へ戻る」というのは、今現在技術を持っていて、それをさらに発展させることに生き残りをかける日本や欧米諸国にとって、まさに理想的な将来像ですよね。今後の動向をぜひ注目していきたいです。個人的には「3Dプリンタの技術がどこまで発展するのか? 最高のストラディバリウス職人と競える日が来るのか?」ってあたりに興味がありますね。結局技術も人間がやることなので、両方が競り合いながら発展することで、みんながハッピーになればいいですね。
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
こんな感じでやっていきたいと考えていますので、なにかご意見あれば遠慮なくコメントまたはtwitter(@ysk0624)までお寄せください。

0 件のコメント: