2010年12月25日土曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #54

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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Globalisation
The redistribution of hope

今回の記事によると、それぞれ85%の中国人、50%のブラジル人、45%のインド人が自分たちの国は良い方向へ進んでると考えているそうです。それに対して、イギリス、アメリカ、フランスで同じ思いを抱いている人の割合は、それぞれ31%、30%、26%だそうです。企業のフォーカスもますます新興国へ移る中、「若人よ東へ」というのは21世紀の避けがたいトレンドですね。

In the emerging world, meanwhile, they are not arguing about pensions, but building colleges. China’s university population has quadrupled in the past two decades. UNESCO notes that the proportion of scientific researchers based in the developing world increased from 30% in 2002 to 38% in 2007. World-class companies such as India’s Infosys and China’s Huawei are beating developed-country competitors. The rise of positive thinking in the emerging world is something to be welcomed—not least because it challenges the status quo. Nandan Nilekani of Infosys says that his company’s greatest achievement lies not in producing technology but in redefining the boundaries of the possible. If people in other countries take those ideas seriously, they will make life uncomfortable for gerontocrats in China and Arabia.

quadruple: 4倍になる
status que: 現在の状態(特に社会や政治について)
gerontocrat: 老人によって治められている政府、社会、老人の政治家

新興国では、誰も年金のことなんか関心なくて、大学設立とかの話をしているんだよね。例えば、中国の大学生は過去2年で4倍になっているだよ。ユネスコによると、科学者て新興国に拠点をおいている人の比率はは2002年の30%から2007年には38%へ増えているんだ。インドのインフォシスや、中国のフーウェイみたない世界的企業は先進国の連中を負かしているしね。
これらの国でポジティブシンキングが盛り上がっているのは、特に現状を打破するために非常にいいことだね。インフォシスのナンダン・ニレカニ氏によると、同社の最も偉大な功績は技術的なことじゃなくて可能性を広げたことなんだ。もし他の国でこれらのアイデアを真剣に考えたら、中国やアラブの老政治家にとっては上手くないことになるだろうね。

フーウェイは日本だとイーモバイルのポケットワイファイなどを提供している会社ですね。まだ会社の名前が表に出てくることは少ないですが、その世界では非常に有名な企業です。例えばこんな会社が中国、インド、ブラジルからどんどん出てくると、世の中もどんどん変わっていくんでしょうね。

最初の質問には「日本人」の結果が含まれていませんでした。私は日本の現状・将来について悲観も楽観もしてませんが、なるべくならみんなで素敵な未来に進んでいければ良いな、と思っています。
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こんな感じでやっていきたいと考えていますので、なにかご意見あれば遠慮なくコメントまたはtwitter(@ysk0624)までお寄せください。

2010年12月9日木曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #53

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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WikiLeaks
Unpluggable

ウィキリークスが話題が世界中を席巻していますね。日本では海老蔵さんのニュースにみんなの注目が集まっちゃっていますけど。流出したとされる全ての公電が公開されたわけではありませんが、まだそんなに「えっ!?」という情報はない感じですね。むしろみんな思っていたことが「やっぱそうだったんだ」って納得するものが多いですかね。


For the most part, the leaks’ content is less important than their source, and the manner of the betrayal. Individually, the disclosures are trivial: some would be barely newsworthy if published legally. But collectively, they are corrosive. America appears humiliatingly unable to keep its own or other people’s secrets. A good example of this is a cable about a firm supposedly involved in breaking arms sanctions on Iran. Marked “secret” and for American eyes only, it contains some spicy details gained from a “well-connected businessman”. To establish that source’s credentials, the cable’s author lists his family connections (Iran), his place of business (Baku), his education (British), and his distinctive sporting career. The name is not given, but could easily be deduced. Next time he is asked to share his expert insights on a matter of huge importance to America’s government, he may be less helpful.


trivial: 大したことない、つまらない
corrosive: 侵食性のある、(侵食性の)ダメージをもたらす
deduce: 推定する、演繹する


大部分の公電は、それが流出した経緯に比べればたいして重要じゃないよね。公開された個々の事実にたいした意味はないのは確かたけど、それが集まると長期的にはアメリカにとって影響が大きいよね。例えばアメリカ人のみ閲覧できるあるイランに関する機密の公電では、協力者の名前こそ隠されているけれど、その他の周辺情報で彼の素性が容易に推測できるようになっていたんだ。もう再び彼から協力を求めることは難しいだろうね。

民主主義や科学の発展を考慮すると、ウィキリークスのようなものが登場するのは極めて自然だと思いますし、今回の一連の騒動は将来的に肯定的に捉えられる歴史上の出来事になるのではないかと感じています。でも記事の引用の中にある「協力者」と同じ立場に自分があったらどうするかな、って考えると結構迷いますね、どう行動するか。別に私は政府のエージェントでもなんでもないですが、話のネタとしては結構興味深いので色々考えてみたいですね。
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