2011年2月1日火曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #60

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。

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Protests in Egypt
The scent of jasmine spreads

チュニジア、エジプトと中東の急激な情勢の変化は目が話せませんね。このトピックに関して少し出遅れ気味だったんですけど、今週号に掲載された関連記事のおかげで少しキャッチアップできた気がします(^-^;

Yet the country is also often considered a powder keg. Nearly half of its people live on less than $2 a day. Most of them are under 30. The mood is often resentful and sour. The ruling party is arrogant, nepotistic and corrupt. It allows other parties to exist only provided they do not pose a real threat. The press is afforded a measure of freedom, as a safety-valve, but is quickly choked off if it steps out of line. A general election late last year was blatantly rigged, even by the low standards of the past. Open politics is paralysed. Mr Mubarak’s son Gamal is often tipped as the old man’s successor.



powder keg: 火薬が詰まった樽、(転じて)危険な状況
arrogant: 傲慢な
nepotistic: 身内贔屓、情実



(中東では比較的安定している国情だけど)エジプトは危険な状況とみなされることがよくあるんだ。約半数の国民は1日あたり2ドルで暮らしていて、彼らの大半は30歳以下の若者なんだ。状況は厳しいね。政権与党は傲慢で情実と汚職に溢れているしね。野党は与党へ影響を与えないことが存在の条件なんだ。安全弁として報道の自由はあるけれど、それは一線を超えたら直ぐに取り上げられてしまう程度のものだしね。昨年末の総選挙も酷い不正があったし、もうこの国の政治は麻痺状態だね。次期大統領の有力候補はムバラク大統領の息子のガマル氏だし。



中東諸国の一連の動きを「Facebook (または Twitter )革命」と呼ぶのは少し大げさな気もしますが、各種テクノロジーがこれらの運動へ寄与している部分も決して少なくないんじゃないでしょうか。この動きが中東、さらに中東を超えて世界中へどのように影響していくのか、予測することはなかなか難しいですね。ただ「2011年から数年の間で世界はものすごいスピードで変わっていくんじゃないか」という印象を私に与えるには十分なニュースでした。
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こんな感じでやっていきたいと考えていますので、なにかご意見あれば遠慮なくコメントまたはtwitter(@ysk0624)までお寄せください。

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