2011年2月24日木曜日

「傭兵(ようへい)」ではなく「雇い兵」なのはなぜなの

リビア アフリカ人雇い兵が市民殺戮 カダフィ政権投入
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/libya/?1298480846

という記事の中で「雇い兵(やといへい)」という表現があったんだけど、普通は「傭兵(ようへい)」って言葉がしっくりくるよね。

最初「傭兵って差別表現だから自主規制しているの?」って思ったけど、どうも「傭」って漢字が常用漢字じゃないからみたいだね。多分「よう兵」と表記する選択肢もあったんだろうけど、ちょっと見た目がイマイチだったんだろうね。そう考えると「見た目で意味が伝わる」っていう漢字のプレゼンテーション力って半端ないね。(実は英単語でも同じようなことはあるんだけどね)

1. なぜ新聞社が常用漢字の範囲で記事を運用しているの?
常用漢字に関する内閣告示や内閣訓令の中で、「一般の社会生活において現代の国語を書き表すための漢字使用の目安」とか「各行政機関が作成する公用文における漢字使用等については(別紙の常用漢字表に則ってね)」って表現があるんだけど、この辺りをふまえて各社毎に「漢字使用のガイドライン」的なものを用意している感じかね。

常用漢字表の内閣告示等について
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokujikunrei_h221130.html

常用漢字表(平成22年11月30日内閣告示)http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/pdf/jouyoukanjihyou_h22.pdf

いずれもリンク先は文化庁のサイトだよ。

2. 傭兵、もとい雇い兵は英語だとなんて言うの?
マシナリー (mercenary)でよいかね。とりあえず "libya mercenary"で検索すると、関連ニュースが引っかかるんで興味ある人はよろ。

Libya: foreign mercenaries terrorising citizens
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/africaandindianocean/libya/8343959/Libya-foreign-mercenaries-terrorising-citizens.html

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