2010年7月31日土曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #28

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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Schumpeter
Mens sana in corporation sano


Jul 8th 2010
(http://www.economist.com/node/16536912)

仕事のピークに溺れて休みがちになってしまいました。こんな心身に余裕が無い時ですが(半分冗談)、「後で読もう」と思ってInstapaperに貯めておいた記事をパラパラしていたら、少し前の記事で気になるものがあったので紹介します。

The first worry is that promoting psychological wellness crosses an important line between the public an the private, raising awkward questions. Should companies pry into people's emotional lives? Can they be trusted with the information they gather? And should psychologically frail workers put their faith in people who work primarily for their employers rather than in their personal doctors? Workers rightly worry that companies will use psychological information in their annual appraisals.



psychological: 精神的な、メンタルな
pry into: 踏み込む、掘り返す、詮索する
appraisal: 評価


まずメンタルケアの促進がが公私の境目を越えないか心配だよね。会社は従業員の心の問題にまで踏み込むべきかな?僕らのセンシティブな情報を託すほど彼らを信頼して良いのかな?思い悩んでいる時に掛り付けのお医者さんより会社を頼って大丈夫かな?会社がメンタルな情報を業績評価に使うんじゃないかと従業員が心配するのも当然だよね。

何か曲を付けたくなってきました。引用文の後にも「実は『ちくしょう、ふざけんな、バカ◯長、このプロジェクトが終わったらやめてやる!』など精神的に不健康な場合の方が生産性が高い」なんてあります。心身ともに健康であることの重要性は誰も否定しないと思います。しかし、近年の組織運営におけるメンタルケア施策の重視っぷりに戸惑いを覚える方にとって、この記事は非常に興味深いものではないでしょうか。「それをいっちゃ...」という感じもしますが(笑)
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2010年7月29日木曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #27

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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Economics focus
Agents of change
Jul 22nd 2010
(http://www.economist.com/node/16636121)

素朴な疑問として「なぜ政府、銀行、その他金融機関で多くの優秀な人達が金融・経済を研究しているのに、リーマンショックなど多くのトラブルを予測できなかったのか」という思いがあります。どうすれば件の分野における予測精度をあげることができるので

Such data-gathering raises privacy fears but is essential. Seismologists may not be able to forecast earthquakes precisely but it would be deplorable if they were to resign themselves to modelling just the regular, gradual movements of tectonic plates. Instead they have developed ways of mapping the evolution of stress patterns, identifying areas at risk and refining heuristics for hazard assessment. Why not do the same for the economy?

seismologist: 地震に関する研究者、地震学者
deplorable: 非難の対象になる
heuristic: 大まかに決められた規則に則って何か新しいものを導きだすこと

データ収集はプライバシーに関する懸念はあるけど重要だ。地震学者は正確に自信を予測できないかもしれないけど、単なる通常の徐々に移動するプレートの動きをモデル化するだけじゃだめなんだ。プレートにかかるストレスをマッピングして危険な地域を識別することで未知の危機に対する予測精度の向上を経っている。同じことを経済に対してもしませんか?

確かに地震を予測するのは難しそうです。難しい物を予測するという意味では考え方や手法など大いに学ぶべき点がありそうです。経済・金融に関する予測の精度が「天気予報」レベルになったら面白いかどうかは別として、世の中は安定しそうです。個人的に非常に興味がある分野なので、今後も関連する情報を収集していきたいと思います。
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2010年7月27日火曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #26

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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American railways
High-speed railroading
Jul 22nd 2010
(http://www.economist.com/node/16636101)

中国をはじめとする新興国への高速鉄道の導入が良く話題になっていますね。環境やエネルギー問題への対策として今後ますます鉄道への需要は高まっていくと思われます。この傾向は超車社会の米国でも同様のようです。

California's plan were given a boost by Barack Obama's stimulus package last year. This earmarks a lump sum of $8 billion, plus $1 billion a year, to help construct fast rail corridors around America (see map). Such lines are common in Europe, Japan and , increasingly, China, yet the only thing at all like them in America is Amtrak's Acela service from Boston via New York to Washington, DC.


stimulus: 刺激
earmarks: 特定の用途に予算などを確保する
corridor: 廊下、道路、鉄道


80億ドルの一時金と毎年10億ドルの予算でアメリカ全土の高速鉄道を整備するオバマ大統領の経済刺激策によってカリフォルニアの計画は勢いがついたんだ。いわゆる高速鉄道は欧州諸国、日本、そして中国でも普及期に入りつつあるけど、アメリカではまだアムトラックのAcelaがあるぐらいなんだ。

アメリカみたいな国土の広い国では元々鉄道が向いていそうですね。実際にアメリカの貨物列車ネットワークは安価なコストや路線距離などで世界一という評判を受けているようです。
実は私は電車での移動が結構好きです。話題に上がっているアムトラックを使うとニューヨークからワシントンDCへ日帰りで旅行できます。前回ニューヨークへ旅行したときは都合が合わなかったのですが、次は是非トライしてみたいと思います。
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2010年7月26日月曜日

The Economist をネタに英語の楽習やニュースをフォローしてみる - #25

英国の新聞 The Economist の記事をネタにして英語の単語やニュースへのコメントを付けていきたいと思います。
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Media's analogue holdouts
Digitisation and its discontents
Jul 22nd 2010
(http://www.economist.com/node/16646290)

音楽、ビデオ、書籍、その他諸々いろんなメディアがインターネットで楽しめるようになりましたが、頑なに(?)アナログの世界にとどまる者たちがいるようです。一体なぜ彼らはネットの世界へ出て行かないのでしょうか?

The great thing about the internet is that it makes content universally available. But many of the holdouts are already ubiquitous. The Beatles' "1" is America's best-selling album so far this century, according to Nielsen SoundScan. The Harry Potter books have sold more than 400m copies worldwide. At their peak they were sold in chemists and petrol stations.

holdout: 抵抗勢力
ubiquitous: どこにでもあるもの
petrol station: ガソリンスタンド、米国ではgas station

インネターネットの凄さはコンテンツを世界中に広めてくれることだ。でも多くの抵抗勢力は既に普及しきっている場合が多いんだ。例えばビートルズの1は今世紀アメリカで最も売れてるアルバムだし、ハリーポッターは400万部以上も世界で売れているんだ。ピーク時には薬局やガソリンスタンドにも置いてあったんだ。

ビートルズやハリー・ポッターにとっては、商品を普及させる、という意味ではインターネットに魅力はないかもしれないですね。彼らがネット対応するときは来るのでしょうか?最遅のタイミングは「CDや紙が世界から無くなったとき」でしょうが、さすがにそこまで待てません。手持ちの本を裁断&スキャンする電子書籍の「自炊」を推進する身としては、一日も早く全てのコンテンツがネットから入手できるようになる日を切望しています。

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